日本人留学生の日常 in the U.S.

日本人留学生の日常 in the U.S.

ブログ内では、アメリカ留学で起こった出来事、日々の感情を徒然と語っていきます。そして、しょっちゅうしょうもないことをもブログに綴っていきますので、あしからず。

哲学者の中島義道さん

中島義道さんを知ってますか?

中島 義道は、日本の哲学者、作家。元電気通信大学教授。マスコミ曰く「戦う哲学者」。専攻はドイツ哲学、時間論、自我論。イマヌエル・カントが専門。

wikipediaより引用

彼は、私の留学中の心のヒーローの一人。

 留学中で精神的にさまよっているときに友達が勧めてくれた

アメリカ留学生活が始まって2,3カ月たったときに、日本人である自分のままではアメリカではずっと損をしている気がする、と思うようになりました。日本人であることによって、日本人のように話し、人と接し、身振り素振りなども日本人だと、どこか周りのアメリカ人から少し変だと思われているような気分になっていました。個人的に、日本にいるときから変人と言われていたので、人と変わっている自分というのは別に嫌いでもなかったのですが、いざ、別世界に飛び込んでみると、やっぱり自分一人だけが違う、というのは気にしようとしても気になってしまうものでした。アメリカに来てから、自分の最も避けたかったことは異常にアメリカナイズされてしまうこと。これだけは避けたい。日本人の良いところ、アメリカ人の良いところを取り入れたような人間になりたい、と思うようになってきているのが現状です。

自分が周りから少し変わっていると思われても気にしなかった自分が、留学にきて過剰に反応してしまうようになり、スランプに陥っていた時に、友達がある哲学者の方の名前を教えてくれました。

スランプから少し助け出してくれた

私の中島義道さんに対する人物像は、変人のミカタのような感じ。まさに、変人の私にはピッタリだった。(笑)

私が、自分が「普通でない」と自覚している人々、それゆえいろんな形で(広い意味の)社会から排斥されている人々に対して強調したいことは、いつの日か周囲の人びとが「目を覚まして」あなたの「正しさ」をわかってくれるだろうと期待しても無駄だということです。自分を変えることなく、じっと他人の「好意」に期待しても、何も天から降ってくることはない。

一つは、他人にあえて理解されようとせずに、ひとりで生きられる職業を見いだして、「あきらめて」生きること。そして、二つ目は、血の出るような努力をして自分を変えること。どう見ても、前者の方がラクだし、人間味もある。というわけで、私は前者を選んだのですが、不思議なことに、そうしているうちに、狭い範囲ですが、私のそういう生き方を理解してくれる人が少なからず現われてきたのです。

toyokeizai.netより引用

妥当なことを言ってくれてる。中島義道さんの文章を読んだときに、心の中にあったもやもやが一気に晴れた気がしました。

自分が変人だと思っている人って少ないのかな

私は小さいときから常に、じぶんは少し周りと変わっていると思ってました。それは全く苦じゃなかったし、むしろ周りとちがうということを楽しんでいた。それがアメリカに来てから、TPOに応じて自分の感覚までもかえなきゃいけないのかな、とかいろいろ考えてしまうようになってた自分がいました。でもこの人に出会ってからは、その悩みも少しづつ小さくなってきている気がする。

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今日から新しいInternational Studentsが学校に来てる。明後日、オリエンテーションだからいろんな生徒たちに会うんだろなー。不安でいっぱいだ(笑)

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