日本人留学生の日常 in the U.S.

日本人留学生の日常 in the U.S.

ブログ内では、アメリカ留学で起こった出来事、日々の感情を徒然と語っていきます。そして、しょっちゅうしょうもないことをもブログに綴っていきますので、あしからず。

オードリー若林の本「社会人大学人見知り学部卒業見込」

お題「自信をなくしたときに読む本」で記事を書いてみる

お題「自信をなくしたときに読む本」

お題に沿ってブログを書くのは初めての試み。じつは一度やってみたかったけど、いいお題がなかなか見つからなくて断念してた。本を真剣に読み始めたのは高3のころ。それまでは一度も読書が面白いなんて思ったこともなかった。なんで大人が「読書しなさい」と言うのかの意味もわかってなかった。高3のときに、夏目漱石の「こころ」太宰治の「人間失格を読んでから、読書に興味を持ち始めた、せんべいです。「あ、世の中にはこんなに面白い本があったんだ、今まで読まされてた本はなんだったんだ」という感覚を覚えた高3。そんなわたしが、留学生活をするにあたってアメリカに持ってきた3冊の本がある。

「窓際のトットちゃん」

「ぼっちゃん」

「社会人大学人見知り学部卒業見込」

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今回は、オードリーの若林さんが書いた「社会人大学人見知り学部卒業見込」の感想を書いていきます。

 人見知りな自分に勇気をくれた本

ダ・ヴィンチ連載開始直後から、読者満足度のダントツに高い人気エッセイ、 オードリー若林の社会人シリーズが、待望の書籍化。
人見知りで、どん底生活ゆえに社会を斜めに見ていた売れない芸人が、一夜にしてスターダムへ。
ようやく足を踏み入れた華の芸能界で彼を襲ったのは、社会という名の強烈なカルチャーショックだった。
……あれ? オレ社会人として、いろいろダメじゃない??
生まれ持った自意識と、どん底時代に培った後ろ向き思考に折り合いをつけながら、彼が導きだした、社会への参加方法とは。
大幅な加筆修正を加えた連載分とともに、大型書き下ろし2本を収録した意欲作。
これから社会に船出する人、いままさに社会で全力疾走してる人、そして社会への参加方法に迷っているあなたへ。
本書は、すべての社会人へのエールです!

楽天ブックスhttp://books.rakuten.co.jp/rb/12262556/)より引用

社会人大学人見知り学部卒業見込」。なんとも自分にとっては興味深い題名でした。私は小さいころ、極度の人見知りで小学校に上がったときに、知らない人ばかりに囲まれる環境がいやすぎて毎日泣きながら学校に連れて行かされてました。おかあさんも、なんで私が学校に行きたくないのか全然わかってくれず、あるときは学校まで徒歩で十五分かかる通学路を引きずりながら連れて行かれたこともありました。学校に行き慣れた2年生になっても、自分の言いたいことを相手にはっきり言えないような性格のこどもでした。今現在は21歳、少々の人見知りは残っています。それでもまだまだ、人見知りは完全には消えていません。そんな中で、「どうして、私だけがこんなんなの?」「どうして、みんなはもっとフレンドリーに話せてるのに、私はできないの?」「こんな人のことばかりを気にしている人間はきっと私だけだ」という悩みがスッと頭をよぎる日もあります。

この本を読んでからは、その悩みが10分の1に激減した。

ありがとう、オードリーの若林さん。ほんとに、ありがとう。

なにも難しいことは書かれていない

この本は、ものすごく淡々と若林さんの日常にあった出来事が書かれている。例えば、「いまだに恥ずかしくてスタバでドリンクを頼めないエピソード」「オードリーとして成功する以前のエピソード」「相方の春日から何かを学ぶエピソード」「あるラジオのリスナーさんとのエピソード」などなど(もっといっぱいあるけどはしょってます)がたくさん書かれている。どのストーリーにも重点が置かれているのが彼の極度の人見知り。ここが、私との共通点

若林さんは、この本の中で「こんな人間世の中に僕だけだから、この本売れませんよ」と販売前に言っていた、と書かれてあるが、実際販売が始まると、この本を読んだ人からの共感の声が多かったらしい。

私も、この本を読んだとき、「わたしみたいなひとって、世の中にいたんだ。」と感じながら読んでた部分もあった。それと同時にちょっとうれしくなった。

私が今まで読んできたどの自己啓発本のどの本よりも、私の力になってくれる本を見つけた嬉しさは計り知れなかった。今まで読んできた自己啓発本は、難しい言葉が並べられてるものが多かった。でもこの本は、そうじゃなかった。

きっと多くのひとが共感できる本

この本は、決してポジティブ人間や自分大好きナルシスト人間のために書かれた本ではありません笑。要するに、日本人特有のシャイな人向けの本。「どうしてあの時はっきりと自分の意見を言えなかったんだ」「どうして自分はいつも消極的なんだ」という悩みを抱えている人には特別グサッと心にささる本かもしれない。

私の友達にもいろいろな性格の子がいるし、みんながみんなネガティブ人間ではないから、ポジティブな子が読んでもピンと来ないだろーな、とは思います。

この本にも書かれていたけれど、ネガティブ(人見知り)な人って結構いるけど、そういう人は大概「こんな人間自分一人だ」って思いがち。その理由は簡単。そういう人は、はなから他人との交流を積極的にしないから、自分と同じ悩みを抱えている人がこの世にはいくらいたとしても、そういうひとたちと出会う機会を自ら逃しているだけ

たしかに、納得(笑)

私の留学生活のこころの支え

オードリーの若林さんのこの本に出合えていなかったら、この留学生活ももっと苦しいものになっていた気がする。やっぱり、読書をすることによって、他人のエッセンスを自分にぽとりとおとしていくことって、大事だな。読書ってありがたい。

社会人大学人見知り学部卒業見込、ほんとにこの本に出会えてよかった。

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